大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師

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大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師 大・タイガー立石展

大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師

絵画、陶彫、マンガ、絵本、イラストなどのジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開した立石紘一、ことタイガー立石、こと立石大河亞(1941-98)。

立石は1998年4月に56歳という若さでこの世を去りましたが、没後20年を過ぎ、生誕80年をむかえる今年、約200点の作品・資料によってその多彩な活動をふり返ります。

大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師について

タイガー立石(タイガー たていし、1941年12月20日 – 1998年4月17日)は、日本の画家、漫画家、絵本作家、陶芸家。本名、立石紘一(たていし こういち)、福岡県田川市出身。

絵画、陶彫、マンガ、絵本、イラストなどのジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開した立石紘一、ことタイガー立石、こと立石大河亞(1941-98)。

和製ポップ・アートのさきがけとして

1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた立石は、大学進学のために上京。63年の「読売アンデパンダン」展でデビューし、翌年には中村宏(1932年生)と「観光芸術研究所」を結成。時代や社会を象徴する人物やイメージなどを多彩に引用して描かれたその作品は、和製ポップ・アートのさきがけとして注目を集めました。65年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」のペンネームで雑誌や新聞にナンセンス漫画の連載をもつまでになります。60年代末から多くの子どもたちが口にした「ニャロメ」ということばは赤塚不二夫(1935-2008)と交流があった彼の造語でした。

ミラノに移住

マンガの制作が多忙になった1969年3月、ミラノに移住。のべ13年にわたるミラノ時代は、マンガからヒントを得たコマ割り絵画を精力的に制作する一方、デザイナーや建築家とのコラボレーションで数多くのイラストやデザイン、宣伝広告などを手がけています。

1982年に帰国し、85年から千葉・市原を拠点に活動します。90年以降は絵画や陶彫作品を「立石大河亞」、マンガや絵本を「タイガー立石」の名義で発表しました。

立石の作品はどの時期のものであっても、さまざまなできごとや観念が地層のようにつみ重なっています。このため、「見る」だけではなく「読む」ことによって、作者がつくり出した世界だけでなく、わたしたちの思考の回路も多次元にひろがるかのようです。

立石は1998年4月に56歳という若さでこの世を去りましたが、没後20年を過ぎ、生誕80年をむかえる今年、約250点の作品・資料によってその多彩な活動をふり返ります。

《富士のDNA》1992年 courtesy of ANOMALY

《富士のDNA》1992年 courtesy of ANOMALY

《立石紘一のような》1962年 高松市美術館蔵

《立石紘一のような》1962年 高松市美術館蔵

「コンニャロ商会」より原画 1967年 courtesy of ANOMALY

大・タイガー立石展 関連イベント

極私的タイガー立石論

日時
5月22日[土]14:00 -(13:30開場予定)

講師
藁科英也(当館上席学芸員)

会場
11階講堂

定員
定員60名
※定員を超えるお申し込みがあった場合は抽選。

参加費
聴講無料

サトウ画廊コレクションから見るタイガー立石

日時
6月26日[土]14:00 -(13:30開場予定)

講師
森啓輔(当館学芸員)

会場
11階講堂

定員
定員60名
※定員を超えるお申し込みがあった場合は抽選。

参加費
聴講無料

名称 大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師(だい タイガーたていしてん ポップアートのまじゅつし)
所在地 〒260 – 0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
開催期間 2021年4月10日~7月4日  10:00~18:00、金・土曜/~20:00(いずれも入館は閉館30分前まで) ※休館日は5月6日・24日、6月7日
開催場所 千葉市 千葉市美術館
交通アクセス 京成電鉄「千葉中央駅」東口から徒歩10分、またはJR「千葉駅」東口から徒歩15分もしくは7番乗場からバス「中央三丁目」~徒歩3分
料金 一般1200円、大学生700円、高校生以下無料
問合せ先 千葉市美術館 043-221-2311
ホームページ https://www.ccma-net.jp/