千葉市美術館拡張リニューアルオープンと、開館25周年を記念し、再開後第1弾となる企画展「帰ってきた!どうぶつ大行進」が開催されます。
同館がコレクションする、約1万点にのぼる美術作品や資料の中から、動物をテーマに選ばれた約250点が展示されます。
江戸時代の絵画や版画を中心に、室町時代から昭和まで、古今の多彩な動物イメージの美術品が展示されるほか、麒麟など霊獣の姿や、疫病破邪の生きものを表現した作品も展示されます。
帰ってきた!どうぶつ大行進 千葉市美術館開館25周年企画
千葉市美術館は1995年の開館以来、約3,000件(約10,000点)にのぼる美術作品や資料を保管しながら、企画展や所蔵作品展を通じその魅力を広く発信してきました。開館25周年を迎える本年、千葉市中央区役所との複合施設であった千葉市美術館は、区役所の移転に伴い全館が美術館となる改修工事を経て、拡張リニューアルオープンいたします。
第1弾の企画展となる本展では、コレクションを幅広くご覧いただけるテーマとして、動物表現を取り上げます。
帰ってきた!どうぶつ大行進の魅力
日本美術には古来実に多くの動物たちが表わされてきました。それは動物との暮らしの中での具体的な関わり合いの様子だけでなく、畏敬し、愛しむ、人々のさまざまな感情を伝えてくれます。動物たちと、そして多様な生きもののいる自然と共に生きてきた日本の姿が、美術の中によく示されているのです。
構成を大きく変えてバージョンアップ
千葉市美術館では8年前の夏、「どうぶつ大行進」展を開催しました。館内を動物の姿を探して人々がまさに大行進、大いにお楽しみいただきました。今回は、その後コレクションに加わった作品も多数交え、構成を大きく変えてバージョンアップ。
今回は麒麟など霊獣の姿や、疫病破邪の生きものを表現した作品も展示
江戸時代の絵画や版画を中心に、室町時代から昭和まで、古今の多彩な動物イメージが溢れます。今こそ見たい、麒麟など霊獣の姿や、疫病破邪の生きもの表現までも広く含めて、展示総数約230点。
はじめましての皆様はもちろん、あの夏を思い出した皆様も、また本物に出会う時間を夢見るお久しぶりの皆様も、新しくふくらむ!千葉市美術館にどうぞご期待下さい。
【9/6まで開催「帰ってきた!どうぶつ大行進」】明治末から昭和前期の版画作品には、描かれるどうぶつの幅も広がりました。最近人気の版画家吉田博のオウム🦜は摺りも美しく、立体的です。木版画のほか、メゾチントやドライポイントなど、さまざまな技法を駆使した作品群はさながら版画どうぶつ園! pic.twitter.com/ldQnaxHQv2
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) September 2, 2020
【9/6まで開催「帰ってきた!どうぶつ大行進」】虫や水のいきものもたくさんご紹介しています。世界で最も美しい絵本とも評される喜多川歌麿の『画本虫撰』や、まるで宝石のような柴田是真《貝図》は必見です。そのほか、軽やかなタッチで魚や貝が踊る浜辺の様子を描いた藤田嗣治の席画は本邦初公開! pic.twitter.com/9SJYxJfhVO
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) September 3, 2020
【9/6まで開催「帰ってきた!どうぶつ大行進」】描かれたどうぶつたちは、そのイメージとお話や季節が結びつくことがあります。例えば鹿は神様の乗り物だったり、秋の表現に。絵師によって鹿の描き方も様々です。展示室には重そうな女福禄寿に耐える鹿や、森狙仙の毛描きが冴える困り顔ほわほわ鹿も! pic.twitter.com/X2DSncRGV3
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) August 26, 2020
【9/6まで開催「帰ってきた!どうぶつ大行進」】舶来の動物といえば象!森一鳳《象図屏風》は、エキゾチックな柄の縁取りが異国感を盛り上げます。江戸時代3度目に来日した象が全国を巡業したそうで、そのイメージかと想像されます。色が白いのは、仏教の白象イメージが重ねられているのでしょうか。 pic.twitter.com/Owtw1wJE3v
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) August 31, 2020
名称 | 帰ってきた!どうぶつ大行進(かえってきた どうぶつだいこうしん) |
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所在地 | 千葉市美術館 〒260 – 0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8 |
開催期間 | 2020年7月11日~9月6日 10:00~18:00、金土曜/~20:00(ずれも入場は閉館の30分前まで) ※7月20日、8月3日・17日は休室 |
開催場所 | 千葉市 千葉市美術館 |
交通アクセス | JR「千葉駅」東口7番乗場からバス「中央三丁目」~徒歩3分、またはJR「千葉駅」東口から徒歩15分、または京成「千葉中央駅」東口から徒歩10分 |
料金 | 一般800円、大学生500円、高校生以下は無料 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ナイトミュージアム割引 金・土曜日の18:00以降にご入場の方は、観覧料が半額になります。 |
問合せ先 | 千葉市美術館 043-221-2311 |
ホームページ | https://www.ccma-net.jp |