47歳のある日、スマホの文字がなんとなくぼやけて見えた。
最初は疲れ目だと思っていたけれど、少し離すと不思議と読める――それが、老眼との最初の出会いだった。
軽く考えていたら、50代に入った途端に一気に進行。
気づけば「老眼鏡がないと生活できない」自分がいた。
けれど今は、百均の老眼鏡が頼もしい味方。
リビング、トイレ、キッチン、仕事場、そして携帯用まで、家中に配置してある。
今回は、そんな“笑えるようで笑えない”老眼との付き合い方と、度数の選び方をゆるく紹介していきます。
47歳で始まった“ぼやける現実”|老眼との出会い
最初は気のせい?メニューが遠くなる日
47歳の頃、外食先でメニューを見ると、なんだか文字が読みにくい。
「照明が暗いせいかな」と思って少し離してみると、急にピントが合う。
そのとき初めて「もしや…」と嫌な予感がした。
とはいえ、まだ軽度。新聞もスマホも問題なく読める。
ただ、夕方になるとピントが合いにくくなることが増えた。
「目が疲れてるだけだ」と自分に言い聞かせ、現実から目を背けていた。
まさかこの“ぼやけ”が、のちに長い付き合いになるとは夢にも思わなかった。

まさか自分がこの行為を行うことは・・老眼
「スマホの文字が小さいだけ」と思っていたあの頃
当時はまだ、「スマホの文字が小さいせいだ」と思っていた。
設定でフォントサイズを大きくすれば解決、と軽く考えていたのだ。
ところが、拡大してもピントが合わない。
「え? これって文字が小さいとかじゃないの?」と焦ったのを覚えている。
老眼の始まりは、まるで“じわじわ忍び寄る霧”のよう。
はっきり見えないのに、遠くはちゃんと見える。
だからこそ認めたくない。
そんな自分との小さな攻防戦が、しばらく続いた。
50歳を過ぎて一気に進行!老眼鏡が“手放せない”
百均の老眼鏡が救世主になった話
50歳を過ぎた頃、老眼は一気に進行した。
スマホを腕いっぱいに離さないと見えない。
仕事中も書類がかすみ、焦点を合わせるのに数秒かかる。
「これが噂の“本格的な老眼”か」と観念した。
最初は眼鏡店で老眼鏡を作ったが、価格は1万円以上。
「たまにしか使わないのにこれは高いな」と思い、試しに百均の老眼鏡を購入。
これが大正解だった。
+1.5の度数を選んでみたところ、新聞もスマホもスッキリ見える。
100円でこの快適さ。
正直、もっと早く試せばよかったと後悔した。
それ以来、百均老眼鏡は私の生活に欠かせない“最強の味方”になった。

リビング、トイレ、キッチン……家中にメガネがある生活(百均の老眼鏡)
百均の魅力は、気軽に“置きっぱなし”にできることだ。
気づけば、家中に老眼鏡を常備するようになった。
- リビング:テレビを見ながらスマホを触る用
- トイレ:雑誌やスマホチェック用
- キッチン:レシピ本・食品ラベル確認用
- 寝室:寝る前の読書用
- 仕事場:パソコン用
- カバンの中:外出先での予備用
いまや「メガネのサテライトオフィス」状態。
どこに行ってもメガネがある安心感。
壊れても惜しくない、無くしてもすぐ買える。
これぞ百均最大のメリットだ。
笑うしかない!老眼あるある&自虐トーク
遠くは見えるのに、近くが敵
老眼の一番の特徴は、「遠くは見えるのに、近くが見えない」。
不思議なもので、信号機や看板はハッキリ見えるのに、
手元のレシートはまるで“極小文字の謎解き”。
しかも厄介なのは、「明るさ」にも影響されること。
夜になると、ますますピントが合わない。
暗いレストランでメニューを見るときのあのもどかしさ――
あれは、経験者にしかわからない。
「老眼鏡どこ置いた?」が毎日のルーティン
老眼生活あるある第2弾。
「メガネどこ?」が口癖になる。
スマホを探すときにスマホでライトをつけるように、
老眼鏡を探すために、別の老眼鏡を使う。
そしてようやく見つけたと思ったら、
それは仕事用の+2.0で、新聞を読むと逆にボヤける。
“度数違い地獄”にハマるのもこの頃だ。
ふと鏡を見ると、頭の上にかけてたオチ
老眼鏡を探しまわって、ふと鏡を見たら――
「自分の頭の上」にあった。
もう何度このオチを繰り返したかわからない。
そんなときは苦笑いしながら、「これも老眼あるあるだな」と受け入れる。
怒るより、笑っていたほうがずっとラク。
老眼は、真面目に悩むより、ユーモアで付き合うのが一番だ。
老眼鏡の度数と選び方|自分に合う見え方とは?
度数の目安早見表(+1.0〜+3.0)
老眼鏡の度数は、基本的に**+1.0〜+3.0**の範囲で選ぶ。
以下はあくまで目安だが、参考になるだろう。
| 年齢 | 目安度数(+〇〇) | 見え方の傾向 |
|---|---|---|
| 40〜44歳 | +1.0前後 | 軽度、ややピントが合いにくい |
| 45〜49歳 | +1.5前後 | スマホ・新聞が読みにくい |
| 50〜54歳 | +2.0前後 | 距離を離して見るようになる |
| 55〜59歳 | +2.5前後 | 近距離はかなり見づらい |
| 60歳以上 | +3.0前後 | 老眼鏡が必須レベル |
個人差はあるが、+0.5刻みで試していくのが失敗しないコツ。
100均でも複数の度数を置いているので、試してみる価値は十分ある。
遠近両用・中近両用などレンズの種類を知る
老眼鏡と一口に言っても、実は種類がある。
- 遠近両用:普段の生活すべてに対応。運転も可。
- 中近両用:室内やデスクワーク中心の人向け。
- 近用単焦点:読書やスマホ専用。
百均で売っているのはほぼ「近用単焦点」タイプ。
長時間の仕事用なら、眼鏡店で中近両用を作るのがベストだ。
“見る距離”で選ぶ――これが老眼鏡選びのポイントだ。
100均と専門店の使い分けがカギ
私はこう使い分けている。
家の中や外出先では 百均メガネ(気軽&壊れてもOK)
仕事中や長時間作業には 専門店メガネ(正確な度数・疲労軽減)
つまり、「気軽さ」と「快適さ」を両立させるハイブリッド方式。
百均メガネはもはや“消耗品”。
見えづらさを感じたら、迷わず新調すればいい。
まとめ|見えにくくなったけど、世界はまだおもしろい
「老眼=不便」ではなく「経験の証」
老眼は、決して“老いのサイン”ではない。
長年、仕事や日常で目を酷使してきた証だ。
だから、焦らなくていいし、恥ずかしがる必要もない。
むしろ、「これまでよく頑張ったな」と自分をねぎらいたい。
笑いながら、うまく付き合っていけばいい
今では、老眼鏡をかけるのが日課。
リビングでスマホを触りながら、「あれ? どこ置いたっけ?」と探す毎日。
でも、それも悪くない。
見えにくくなった分、見えることのありがたさを知る。
ぼやける世界も、少し角度を変えれば味がある。
老眼は“見えにくい”じゃなく、“見方が変わる”だけ。
これからも、笑いながら付き合っていこうと思う。


100円ショップの老眼鏡って実際どうなの!?眼科医が詳しく解説!!
この動画では、眼科医が100円ショップで販売されている老眼鏡の実際の使用感やメリット・デメリットについて詳しく解説しています。また、老眼鏡を使い始めるタイミングや選び方についても具体的に触れています。
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